中央自動車工業の歴史は、変革の歴史でありました。創業者の上野富造氏が戦後の復興資材や生活物資の輸送に着目して設立し、自動車販売の増加とともにカークーラー事業を立ち上げました。
高度成長期後は、次期社長である福辻道夫氏がクーラー事業から用品販売への転換等を経て、独自の商品・サービス・システムを持つ開発型企業への転換を図って参りました。
その間、皆様方から暖かいご支援を賜りながら、選択と集中によって、付加価値の増大とともに経費を縮小し、業績を拡大させて頂くことができました。
そして平成24年度より私が引き継いでおりますが、先人の功績を維持・拡大させるため、変化に対応しながら「需要を創造してブランド化し、新たなビジネスを創造する」ことが今まで以上に重要になっているものと痛感しております。 新しいビジネスは一気に立ち上がるものではなく、また全て成功するものでもありません。それ故に今迄以上にスピードを上げ、会社全体が目標を明確にして進めていかなくてはならないと考えております。
そのためには、社員一人ひとりがお客様のニーズを読み、心の中の需要を導き出し、新しい商品・サービスの開発を常に考えて行動する集団になることが必要であります。 これからも中央自動車工業は、「世界のネットワークを通じて環境にやさしく、安全と豊かなカーライフを創造して社会に貢献する」という企業理念のもと、常に自らを変革することに挑戦し、新しいものを創造しながら、如何なる困難も乗り越えていく「開発型企業」を目指して日々邁進して参ります。
皆様方には、今後も末永く、一層のご支援・ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。